土曜のイケボな委員長
彼女は
いつも三つ編みをしている。
完全におさげだ。
眼鏡してるしスカートも少し長め。
字はキレイで
黒板に書く字もキレイだ。
食べ方もきちんとしてるし
言葉遣いもちゃんとしている。
なにより頭がいい。
よくわからないけど
確か入学式で新入生代表挨拶をしていた。
オレの高校は入試で主席だった者がその役目を
するらしいのでたぶん相当頭はいいはずだ。
昨日のスーパーでの出来事から
家事は普通にやってのけるタイプだろう。
しかもイケボだし…
そう考えると
委員長ってパーフェクトじゃねぇ!?
あとは
容姿くらいか。
あの三つ編みをほどいて普通におろして…
細いし腕とか脚とか長そうだしもう少し肌出しても
いい気がする。
肌も白いし結構柔らかくて
すべすべしてて…
「#$?☆£@!?√▼○…」
「?」
「!?」
「あっごめん
ついつい…」
オレはいつのまにか
教台の上にいた委員長の頬を触っていた。
委員長は
黒板消しを持ったままフリーズしている。
なんだか離すのがもったいなくて
いまだに頬を触っていたが
何者かに手を払われた。
「誰ですか!
小汚ない手で姫ちゃんに触れるのは!?
ゴミとなって燃やされて死になさいっ!」