土曜のイケボな委員長
俺は
女子三人を連れてカラオケに来ていた。
テキトーに
飲み物やら食いもんをテーブルに置く。
女子たちは
カン高い声で歌っている。
俺は
まるで酒のようにジュースを飲むというより浴びていた。
「ちよっとぉ、
なんか今日は~ノリワルいぞ~!」
一人の女子が
頬をつついてきた。
かまわず
宙を仰いでいた。
「…うーん」
「えっ?!
ほんとどーしたの?
なんか、
悩み事(´・ω・`)?」
三人が
心配して顔をのぞきこんできた。
「……ル、が…」
「えっ?なに」
「…タ………ル、が…」
俺は
いてもたっても居られなくて、
金をテーブルに叩きつけた。
彼女たちは
ビクッと身体を震わせた。
「ごめん!」
俺は
カラオケボックスを出た。