Cafe Framboise



笹井さんが突然、
身を翻して私の肩を掴む。

びっくりして目を閉じる。

またキスされるのが怖くて、俯く。


笹井さんは、
額をこつん、とぶつけただけだった。


「自分で自分を愛せないなら、
俺が愛してあげるから。」


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