思い出の場所で①
家を出ると、ちょうど修ちゃんも出てきたところだ。
…えっ?里沙がいない?
そんな私の表情に気付いたようで、
「あぁ、里沙なら慎一くんとデートになったよ。亜弥と根本に謝っておいてだって」
そう言ってくれた。
「そっか。
悠紀も、ゼミの飲みに誘われたから来れないって連絡きた」
「根本も来ないのか?
どうする?今日はやめるか?」
修ちゃんに言われたが、
「ううん、行こう!って言うか、連れてって。
修ちゃんたちが良く行っていたダイニングバー。悠紀、なかなか連れて行ってくれないから」
そうお願いした。
「分かった。
じゃあ、行くか!」
修ちゃんはそう答えてくれて、私たちは歩き出した。
私·関根亜弥、21歳。
昨年の春に短大を卒業し、今はアパレル会社で事務をしている。
彼氏の根本悠紀は高校の同級生。
悠紀はバスケ部、私はそのマネージャーをしていて、1年の冬に両思いと言うことが分かり、付き合いはじめた。
付き合いはじめて、もうすぐ5年になる。
その悠紀は、今、大学3年生。
社会人の私とは、なかなか時間が合わなくなってきた。
…えっ?里沙がいない?
そんな私の表情に気付いたようで、
「あぁ、里沙なら慎一くんとデートになったよ。亜弥と根本に謝っておいてだって」
そう言ってくれた。
「そっか。
悠紀も、ゼミの飲みに誘われたから来れないって連絡きた」
「根本も来ないのか?
どうする?今日はやめるか?」
修ちゃんに言われたが、
「ううん、行こう!って言うか、連れてって。
修ちゃんたちが良く行っていたダイニングバー。悠紀、なかなか連れて行ってくれないから」
そうお願いした。
「分かった。
じゃあ、行くか!」
修ちゃんはそう答えてくれて、私たちは歩き出した。
私·関根亜弥、21歳。
昨年の春に短大を卒業し、今はアパレル会社で事務をしている。
彼氏の根本悠紀は高校の同級生。
悠紀はバスケ部、私はそのマネージャーをしていて、1年の冬に両思いと言うことが分かり、付き合いはじめた。
付き合いはじめて、もうすぐ5年になる。
その悠紀は、今、大学3年生。
社会人の私とは、なかなか時間が合わなくなってきた。