夢の続き
僕は彼女に続かずにベンチに座り、駅の外を眺めていた。

綺麗な夕陽に思わず見とれつつも、これ以上子の話を彼女に話してもいいものかと悩んでいた。

順を追ってこの話を聞いて結末を知ったところで、彼女にとって良いことなど何一つないことは明白だ。

僕自身が誰かに話したいと思っていたことも少なからずあるかもしれないが、これ以上話して平気なのだろうか。



いちかと城野月柚葉を重ねているのか。



いや、それは違うだろう。

顔も似ているとは思えない顔立ちだし、性格も似ているとは言えない。



そんな彼女に、これ以上話すべきかどうか・・・

僕は空を見上げながら、大きくため息をついた。
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