☆決心☆
知佳?大丈夫か?知佳?」
「・・・うっ・・ん?・・あ、れ、崇史・・・あたし。」
 どうやらあたしは気を失ってたみたい。は!ここは公園だ。
「ごめん。あたし・・・凄く怖かったぁ。」
 ぼろぼろ涙が溢れてくる。崇史はぎゅっと抱きしめてくれた。
「ごめんな。俺がもっと早くきてればこんな・・・あいつらぶっ殺してやる!」
「あたしは大丈夫だよ。拉致られそうになっただけだし、崇史が助けてくれたんだね。それだけで嬉しいから。」
「俺はきっとあいつら探し出して」
「やめて。こんな時間にこんなとこにいるほうも悪いんだから。今度から気をつける。何も無かったんだから。」
 あたしはひとみの事は言わなかった。これからも決して言わない。あたしの心にしまっておこう。
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