☆決心☆
「本当にすみません。けど、俺は真剣に知佳を愛してます。許してくれとは言えないけど、解って下さい。」
崇史は真剣だった。
「てめえに・・・てめえに俺の娘をしあわせに出来る保障はねぇ!ふざけた事を言うな!
・・・しかしな、お前の真剣さは解る。けど、現実問題無理な物は無理だ。」
お父さんは心から話してた。
あたしは、我慢できずに
「お父さん!あたし、崇史が好き。崇史といるとしあわせなんだ。だから、だから崇史を許してほしい。産みたい。産んで育てたい。」
「高校生のお前らに何ができるんだ!ふざけるな!子育ては遊びじゃねぇんだぞ!」
お父さんは白くなったこぶしを振り上げた。
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