ヤキモチ彼氏!?
グイグイと腕を掴まれ、店横の細い路地に押し込まれた。


「せ…先輩?あの…」


あまりの怖さに思わず後ずさりしたのもつかの間…


ドンッ!!


いつの間にか路地の壁に押し付けられていた。


「俺がちょっと離れてる隙に何やってんだよ!?」


「何って…ちょっと喋って…」

「あれのどこが、ちょっと喋ってたんだよ!?」

「え…えと…」

「お前は…俺をトイレにも行かせてくれねーのかよ!!」


えぇ〜〜…なにそれ…


「だって!まさか向井くんにあんなこと言われるだなんて思ってなかったし…だいたい!あたしと先輩は付き合っ…」


『黙れ!!』


先輩は強引に、あたしの唇に先輩の唇を合わせてきた。

< 8 / 11 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop