君とみた蒼空


ボールは、大きく弧をかいて地面に落ちた。



「すごい…………」



さすがバスケ部。



今の、何メートル飛んだんだろう………。



蒼くんは、ガッツポーズをして私たちのいる応援席へ走ってきた。



「おれ、1位だって!」



そう言ってクラスのみんなとハイタッチする蒼くん。



やっぱり、かっこいいなぁ…………。



午前中は、ひたすら蒼くんを見つめていた。






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