君とみた蒼空
*Third story*

ダブルデート




「ねぇ、詩音、蒼!」



緑からオレンジ色に変わった木の葉が落ちてくる、この頃。



休み時間、私と蒼くんが喋っていると、舞と颯太くんがやってきた。




「今度さ、四人でどっか行かない? 遊園地とか!」



舞が、目をキラキラさせながらそう言った。



遊園地………楽しそう!



「「行きたい!」」



私も蒼くんも気持ちは同じだったみたいで、ふたりの声が重なる。








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