星に願いを~たくさんの幸せをありがとう~



~美姫 side~


教室がすごい騒ぎになってきちゃった…。

拓真がわたしの為に嘘ついてくれて

ここまではよかったんだけど…

詩織の毒舌が…。

いつもならちょっとくらい怒っても全然怖くないのに…
今の詩織はほんとに怖い。

でも

「友達があんなことされてムカつかないの!?」

って言ってくれてこんな時にそう思うのおかしいけど

すごくうれしかった。


詩織『ちょっとなにすんの~!?』


柊にチョップをくらい
話を強制的に終わらせられて不満そうな詩織。


柊『…うるさいんだよ。』

詩織『だってムカつくじゃん!
柊はムカつかないの!?』


夏妃と同じように言うと


柊『……まぁ』

詩織『でしょ~!?だったら…』

柊『…ほっとけばいいだろ。
いい歳してあんなくだらない事するバカ。』


ため息まじりに言い


柊『…後で聞いてやるから。』

詩織『…も~わかった。』


おぉ…さすが。

あんなにキレてた詩織が大人しくなり一安心していると


ガラガラガラ


ドアが開き入ってきたのは


蒼だった。
< 135 / 142 >

この作品をシェア

pagetop