星に願いを~たくさんの幸せをありがとう~
~美姫 side~
教室がすごい騒ぎになってきちゃった…。
拓真がわたしの為に嘘ついてくれて
ここまではよかったんだけど…
詩織の毒舌が…。
いつもならちょっとくらい怒っても全然怖くないのに…
今の詩織はほんとに怖い。
でも
「友達があんなことされてムカつかないの!?」
って言ってくれてこんな時にそう思うのおかしいけど
すごくうれしかった。
詩織『ちょっとなにすんの~!?』
柊にチョップをくらい
話を強制的に終わらせられて不満そうな詩織。
柊『…うるさいんだよ。』
詩織『だってムカつくじゃん!
柊はムカつかないの!?』
夏妃と同じように言うと
柊『……まぁ』
詩織『でしょ~!?だったら…』
柊『…ほっとけばいいだろ。
いい歳してあんなくだらない事するバカ。』
ため息まじりに言い
柊『…後で聞いてやるから。』
詩織『…も~わかった。』
おぉ…さすが。
あんなにキレてた詩織が大人しくなり一安心していると
ガラガラガラ
ドアが開き入ってきたのは
蒼だった。