星に願いを~たくさんの幸せをありがとう~


~美姫 side ~


拓真に数学を教えてもらって

次は保健。

だから…

わたしの出番♪

自慢じゃないけど…


わたしは保健と家庭科だけは成績がいい。

それだけなら柊にも負けないし

順位も上位。

数学と英語がなければ…ね。


美姫『…じゃあ保健はじめまーす!』

人に教えるのは正直苦手。

でも頑張ろ!

とりあえず

・鼻血の正しい止め方
・風邪などの予防法
・ケガをした時の正しい包帯の巻き方
・色々な病気の説明

などをみんなに話し

包帯の巻き方は実際にやってみたりした。

なんとか終わり時計を見ると

15時.。

3時のおやつの時間。

美姫『そろそろ休憩にしない?
3時のおやつだし!
おかし作ったから!ねっ?』

詩織『さんせーーーーい!!!』

即答で答えた。

拓真、夏妃、柊も賛成して


おやつタイム♪

作ったのは…

・フルーツ入りゼリー
・ミニカップケーキ
・カスタードプリン
・クッキー

みんなにそれとジュースを出す。

詩織『わぁ~~い!おいしそ~~~♡』

夏妃『え、これ全部作ったの!?すごいね。』

拓真『すげぇ!うまそ~♪』

柊『おぉ…すげー量だな。』

美姫『えへへ~。
みんなが来るから頑張っちゃった♪』

喜んでくれてるみたいでよかった。

美姫『じゃあ食べよっか?』

みんなでいただきますして

おやつタイム♪

詩織はすごい勢いで食べてく。

夏妃は食べながら作り方を聞いてくる。

拓真はキラキラした笑顔で食べ

柊にすすめる。

柊は拓真の相手をしながら黙々と食べる。

おやつタイムが終わり

再びお勉強。

ここからは夏妃の英語や

柊の理科、社会を教えてもらった。

わたしもたくさん教えてもらったけど…

それよりも詩織が…

夏妃と柊にすごいしごかれてる。

かわいそうだけど…

詩織のためだもんね…。

時間はもう17時。

そろそろ夜ごはんの支度しないと。

なににしようかな~?

冷蔵庫を見る。

これなら…

美姫『みんな~夜ごはんハンバーグでいい?』

詩織『もっちろーん♡チーズ入れてね♡』

美姫『はぁーい!』

ということで…

今日の夜ごはんは…

ハンバーグ♡

夏妃が教えてほしいというので

一緒に作ることにした。

わたしたちが料理してる間

拓真と柊は詩織を監視。

目を離すとすぐに他のことに

目がいってしまうから。

夏妃に作り方とコツなどを教え

あとは煮込むだけ。

すると

拓真『いーにおい♪』

拓真が後ろから覗いてきた。

美姫『あれ~?詩織みてなくていいの?』

拓真『柊が厳しーくみてるからだいじょーぶ』

あぁ~柊厳しいからなぁ…

でもちゃんとできたらほめてくれる。

「飴と鞭」がうまいんだよね柊。

美姫『もう少しでできるから待ってて?』

拓真『は~い♪』

そして盛り付けして完成♪

美姫『みんな~!できたよ~!』

みんなの分を持っていき

夜ごはん。

詩織『やぁーーーっとごはんだぁ~。』

夏妃『あんたおやつあんなに食べてたじゃん』

拓真『あんま食うとブタになるぞ。』

詩織『勉強するには糖分が必要なの!』

柊『いっぱい食ってたわりにはやってねぇ
けどな。』

詩織『あたしの中ではたくさんやったの!
…てゆーかやっぱおいし~~い♡』

美姫『そう?ならよかった!』

柊『よし。これ食ったら勉強再開な。』

詩織『え~まだやるの!?』

柊『あたりまえ。』

詩織が泣きそうになってるけど

テストまでの辛抱ね。


そして…

まだまだお勉強は終わらず

夜中まで続いた。




時間は夜中の3時。

いつの間にかみんな寝てる。

わたしも寝てたみたい。

美姫『…お風呂入らないと。』

とお風呂に向かった。

髪も体も洗いあとは出て着替えるだけ。

そろそろ出ようかと思ったその時




やば……

ふらふらする…

気持ち悪い…

息がしにくい…

目が回る…

どうしよう…こんなところで


あ…

なんか頭がぼーっとしてきた。

意識が遠くなってく…

美姫『はぁはぁ…っはぁ…』

しゃがんでいたけど

もう…無理かも…


< 24 / 142 >

この作品をシェア

pagetop