星に願いを~たくさんの幸せをありがとう~
林間学校



~拓真 side ~


今俺たちは林間学校のグループ決めをしてる。


詩織『6人で1グループだって〜!
どうする〜?
あたしたち5人と…
後1人…』

俺たち5人は決定。

でも後1人どうするか…

みんなで考えていると


林『あの…拓真くん。
私…拓真くんたちのグループに入っても
いいかな?』

え!?

林が?

拓真『俺はいいけど…
林さんはいいの?』

だって俺告白断ろうとしたから…

林『私…まだ告白の返事聞いてないよね…?』

…確かにそうだけど…

林『それに…』

それに?

林『一緒のグループになれば
拓真くんと一緒にいれるでしょ?』

照れながら笑う林。

こういうところが男子に好かれるんだろうな

正直…今の発言とその反応…

かわいいって思っちゃったし…

拓真『…じゃあみんなに聞いてみるよ。』

みんなのところに行き説明する。

拓真『あのさ…
後1人…林さんはどうかな?』

…みんなすげぇ驚いてるな。

美姫に変なふうに思われなければいいけど…

4人の中で最初に口を開いたのは…


美姫『林さん?全然いいよっ!』

美姫だった。

林『いいの?』

美姫『うん!もちろん!!
みんなもいいよね? 』

みんなも了承して林もグループに

入ることになった。

林『みんなありがとう。』

美姫『いーのいーの!
そんなの気にしなくて!
林間学校…
楽しい思い出たっくさんつくろうね!』

美姫と林が話してると…


詩織『ちょっと拓真!
さっきの何あれ!
…てゆーか
この間も林さんに勉強教えるとか
言ってたけど…
あんたもしかして…』

…やっぱ来たか。

拓真『そんなんじゃねぇよ。
この間は勉強教えてくれって頼まれたから
教えただけ。
お前らが思ってるような関係じゃねぇよ。』

本当のことだ。

嘘は言ってない。

詩織『え〜本当に?
なーんにもなかったの?』

何もなかったわけじゃない。

…告白された。

でも…

拓真『あぁ。』

本当のこと言ったらまた騒ぐだろうからな。

詩織『なんかあやし〜。』

コイツ…

こういうことには鋭いんだよな。

夏妃『詩織もういいでしょ。
拓真がなんでもないって言ってるんだから。』

夏妃さん助かります。

柊『てかさ、美姫林間学校行けんの?』

拓真『行けるよ。』

夏妃『体大丈夫なの?』

拓真『俺もみてるし…大丈夫だろ。』

夏妃『まぁ…私達もいるしね。』

そうだ。

美姫には俺たちがいる。

だから大丈夫。

楽しい思い出たくさんつくろうな

美姫
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