星に願いを~たくさんの幸せをありがとう~
~ 美姫 side~
詩織たちと別れわたしと拓真は歩いていた。
しばらくすると…
拓真『…今日うち来る?』
美姫『え?』
拓真『家に帰っても1人だろ?
だったら俺んちで飯食ってけば?』
美姫『…ありがと。そう言ってくれるの嬉しいけど…迷惑だしいいよ。』
そう言うと
デコピンっ!
しゃがんで顔をみてきたと思ったら
デコピンしてきた。
美姫『……いったぁ…』
拓真のデコピンは痛い。
ものすごく。
美姫『ちょっと…急に何すんの?』
拓真『美姫が変なこと言うからだろ。』
美姫『へっ?』
わたし何も変なこと言ってないよね?
拓真『俺んち来んのに迷惑とか考えなくていいから。てか母さんも父さんも心配してるし…
なにより会いたがってるから…
だから来いよ。な?』
美姫『……うん。ありがと!』
拓真『よし。じゃあ…行くか!』
美姫『うん!GOGO!!』
拓真『っはは!それこどもっぽいな。』
美姫『えーそう?まぁ楽しいからいいんだよ♪』
拓真『そうだな!』
少し蒸し暑い6月の夕方―
高校生が2人してこどもみたいにはしゃぎながら拓真の家へと向かった。