友情の行方
友情の行方
パチン、パチン、パチン…。
部屋の中に響き渡る一定のリズム。
放課後の静まり返った生徒会室で、
私は1人で資料をまとめている最中だ。
正確には資料をまとめているのは私1人だけど、この部屋にはもう1人の人物が存在する。
その人物は、私の目の前で気持ち良さそうに机に突っ伏して熟睡中。部活でよほど疲れたのだろう。
こっちの仕事は気にせず真っ直ぐ帰っていいと言ったのに、基本優しいやつだからこうやって来てくれる。
ただこうやって側に居てくれるだけで、安心出来ちゃう存在って大切だと思う。
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