恋心

1つ目の恋

•*¨*•.¸¸♪離れてから気づいた恋•*¨*•.¸¸♪


「はぁーるー♪
 明日から毎日一緒だね!!笑」

夏の蝉の音にも消されない大きな声が
私の耳にはいってくる。

こんな、朝からテンション高く、
話しかけてくるのは、まぎれもなく
私の親友の莉夏(りか)しかいない。


「そーだねー棒 
 おはよーさん。」

これでも私達はいままでずーと
友達だったのだからよく考えると
すごいとおもう。

そして、いい加減この暑さを
悪化させるような元気っぷりを
何とかしてほしい。


「もー!テンション低いなぁ。
 明日から楽しい楽しい〜っ、
 夏期講習だよ!!」


…夏期講習

あたしにとって来て欲しくない
行事の一つだ。

…はぁ、面倒だなぁ。

ましては、こんな面倒なものに
たのしいとテンション上がりながら
満面な笑みを浮かべる莉夏にあたしは
すでに完敗だ。





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