恋心
しぶしぶ受け入れ
私は自分のクラスに行った。

しかし、どの席でいいのか
それもわからない。

…どうしよう?もう適当でいいかな?

近くの席に座り
とりあえず教科書をあけた。

前のドアから知らない生徒が
入りどんどん席に座っていく。

すると、前にいきなり知らない男子が
立ってきた。

…なにか用でもあるのかな?

「猪咲さんだよね?そこ席違うよ?」

いきなり話しかけられ、思考が停止する
せ…き?あっ!

急いで教科書などをまとめてガタガタと
椅子からたった。

「はいっ!…すいません。」

でも、だ、誰??
同じ学校ではないし…
えっえっ…と??

あたふたしている様子を見て
彼は大笑いし始めた。

「ごめんね。いきなり。
 俺は、船中の村松 悠(むらまつ ゆう)
 よろしくね?」

船中?
違う学校だ…

「わ、わたしは、
 宮川中の猪咲 春です。
 よろしくお願いします…」

下を向きながら話すあたしに対して
村松くんはあたしの方を
しっかりと見てくる。

「えーと、ほかに…
 なにかありますか…?」

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