業務時間外の戯れ
「それ、詩織ちゃんがちゃんと教えないからじゃないの?」
「違います。ちゃんと教えてるんですけど、高梨さんがやってくれないんですってば」
昼休みになり、高梨さんは外へ行ってしまった。
お昼はいつも女性社員の先輩と一緒にお弁当を広げている。
バイヤーで唯一わたしの話を聞いてくれる2個上の小湊センパイだけれど、やっぱりわたしの話に聴く耳をもたない。
「わざとじゃない? 詩織ちゃん、からかわれてるんだよ、きっと」
「しおりん、高梨クンのことになるとすぐに顔赤くするね」
「先輩が文句言えばいいじゃないですか」
むすっとしながらわたしはお茶を飲む。
「だってこの仕事はしおりんの担当だもん。頼みますよ、刑部センパイ」
ごちそうさま、というと、小湊先輩は肩をぽんぽんと叩いた。
「違います。ちゃんと教えてるんですけど、高梨さんがやってくれないんですってば」
昼休みになり、高梨さんは外へ行ってしまった。
お昼はいつも女性社員の先輩と一緒にお弁当を広げている。
バイヤーで唯一わたしの話を聞いてくれる2個上の小湊センパイだけれど、やっぱりわたしの話に聴く耳をもたない。
「わざとじゃない? 詩織ちゃん、からかわれてるんだよ、きっと」
「しおりん、高梨クンのことになるとすぐに顔赤くするね」
「先輩が文句言えばいいじゃないですか」
むすっとしながらわたしはお茶を飲む。
「だってこの仕事はしおりんの担当だもん。頼みますよ、刑部センパイ」
ごちそうさま、というと、小湊先輩は肩をぽんぽんと叩いた。