「私は貴方のモノ」【完結】
「契約者様は、えっと、お客様でしょうか」
「そうです」
「機種はこちらで間違いないですか?」
「ええ」
俺と色違いの携帯をかざす店員。
それからタエをちらっと見ると、バツが悪そうに俯いた。
最低だなんだ言いながら、気にしちゃってるわけね。
「ではこちらの書類にサインと、お客様の身分証明書を拝借出来ますか」
「あー、はい」
そう言いながら、俺は運転免許所を渡して契約を済ませた。
全ての契約が終わり、携帯をタエに受け取らせて笑顔の店員に見送られながら外へと出る。
ちらっとタエを見ると、無表情で手に持っている携帯を見つめていた。
何考えてるのか、わかんね。
ニコリとも笑わねえし。
友達の女といた時は、あんなに嬉しそうに笑ってたのに。
何も言わなかったけど、ちゃんとタエは俺の後ろに付いて来て、ちゃんと車に乗り込んだ。
最初からそうして欲しいわ。
一々俺が言わなくても。
車を発進させると、自宅へと向かう。
タエがいない時にタエの携帯解約しておかないとな。
「そうです」
「機種はこちらで間違いないですか?」
「ええ」
俺と色違いの携帯をかざす店員。
それからタエをちらっと見ると、バツが悪そうに俯いた。
最低だなんだ言いながら、気にしちゃってるわけね。
「ではこちらの書類にサインと、お客様の身分証明書を拝借出来ますか」
「あー、はい」
そう言いながら、俺は運転免許所を渡して契約を済ませた。
全ての契約が終わり、携帯をタエに受け取らせて笑顔の店員に見送られながら外へと出る。
ちらっとタエを見ると、無表情で手に持っている携帯を見つめていた。
何考えてるのか、わかんね。
ニコリとも笑わねえし。
友達の女といた時は、あんなに嬉しそうに笑ってたのに。
何も言わなかったけど、ちゃんとタエは俺の後ろに付いて来て、ちゃんと車に乗り込んだ。
最初からそうして欲しいわ。
一々俺が言わなくても。
車を発進させると、自宅へと向かう。
タエがいない時にタエの携帯解約しておかないとな。