SMILE
もう一度水島先輩を見ると、睨みながらこっちに向かってくるのに気づく。


「ちょっ……待って……くだ……」


制止しようとしても水島先輩に止まる気配がないため、ぶつからないように後ろに段々下がっていき…。


ガンッ!!


痛ッ!!!


隅っこに置いてある用具入れに激突。


ドン!!


私の右側に勢いよく置かれた水島先輩の左手。


怒ってる? 怒られる……。
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