晴れ時々毒舌裏バージョン
スリングブレイド映画

これは多分前も書いてる。だけど何故もう一度取り上げるかは良いからと最近もう一度観たからとです。


それともう一年以上前になるのかな?親しかったある作家さんで若い人に今のうちに何か読むとしたら何が良いかなと聞かれて僕はわりと渋すぎるの上げたんですよ。


その人が活動してないかと思ってたら多分表面的には活動してないでしょうが読んでてくれたら良いなと思い書きますね。


スリングブレイドは子供の頃に酷い環境で育って頭の方に障害がある男が殺人を犯すが完治した事になり病院から出る所から始まります。


スリングブレイドってのは農作業なんかで使う大きな鎌のような物ですね。


罪を償いと言うか障害のせいと状況のせいで罪にならなかったのかもです。


ビリーボブソーントンがこの男の役をやるんだけど、最初知らなくてね。そのくらいボブソーントン入ってます。



演技は圧巻です。そこから小さな町で少年に会うんですね。


カールという男は不器用ながらも元々自分自身が生まれた町で生活を始めます。


持ち物本だけです。バイブルと言うけどつまり聖書ですね。


聖書とか大工になる本とかクリスマスキャロルですね。その他数冊をブックバンドって言うのかね。


本を縛る紐にもって歩きます。


彼はバイブルについて病院で読んだと言います。分からない所も有るけど分かった事もあるとね。

この映画は何度か観てるんですがキリスト教に詳しかったら更に深さが増すと思いますよ。


キリスト教に詳しく無くても人と人とは?とか罪とはですね。


解釈は色々別れるでしょうが非常に良いですね。


カールって男は常に指針としてバイブル聖書と照らし合わせてます。


しかし、聖書が完全ではないことにも気づいてますね。


アメリカのキリスト教批判映画では全くないですね。

指針とするものが有るけどだけど時にこうなってしまうって映画ですね。



これは非常に良いですしボブソーントンの圧巻の演技も見てほしい。


演技って枠を越えてますね。


あの時あの人にこれを観てよと言いたかったとつくづく思います。


それとこのカールって男は欲がないんですね。着てるのはいつも同じで財産は本だけです。


食べるものはポテトフライが好きでビスケットに辛子を塗ったのも好きです。


細かい仕草や細かい部分まで良く描けてます。マイノリティに生きるが彼は頭の障害もあってそれを気にしない。


だけど、子供が辛い思いをすべきではないと語るんです。自分自身がそういう生い立ちだからですね。


何度観ても見方が変わるし良いですね。

最後に彼が決心した時の表情がなんとも言えないです。


他の方もこれは外しません。ぜひとも観てください。


それと信仰に関しては人それぞれ持ってたら良いしそれを否定はしません。逆にそういう指針が有るのが羨ましいとさえ思います。


僕が非常に仲良くさせて貰ってた二十代の女性は亡くなったけど、子供の頃からのクリスチャンで疑問も呈してたけどやはり信仰が有るのは良いと言ってましたね。


僕が今から真面目に何かを信仰しようとするのはヤバイね。


歳を取ると何かにすがりたくなるんだけど、子供の頃から信仰してる人にとってはそれはジャガイモみたいな物であって当たり前なんだと言うような事を言われましたね。


クリントイーストウッドの映画からも信仰についてを感じるんですけどね。キリスト教について詳しくないために深くまでいけないのかなと思う事も有りますよ。
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