晴れ時々毒舌裏バージョン
グレーシーの言い分
桜庭和志が、グレーシー一族を次々に倒した時はとても嬉しかった。
何故なら高田延彦が、ヒクソンに敗れて大きなショックを受けたからだ。
ヒクソングレーシーは、その前から日本人と対決していたが、高田の敗退は余りにショックだった。それも何も出来ない状態での敗退だからだ。
そこで、当時は高田の弟子であったプロレスラー桜庭が、次々にグレーシーを倒したのはプロレスファンとしてとても嬉しかったし、当時のグレーシーは完全な悪役だった。
何故ならホイスグレーシーは、桜庭との対戦にルール変更を突き付けそれをごり押ししたり吉田秀彦との対戦では落とされているのに落ちてないと言ったりでなんだこいつら的な物が多かった。
桜庭が、勝ってもグレーシーの諦めの悪さから余韻として良いものが、残らなかった。
ヒクソンに関しては桜庭から逃げたと今でも思う。
しかし、グレーシーの求める完全な決着ってのは、実は決闘なんですね。
グレーシーは、 ずっとそうして来てるんです。
亡くなったグレーシーの大親分とも言えるエリオグレーシーは木村政彦と戦い負けてますが木村に対してのリスペクトは凄いです。
つまり、当時はグレーシーイコール悪役だったイメージですが、完全決着或いは決闘的な思想を持ち込んだのは日本人なんですね。
グレーシーのその主張を知ると決して彼らが悪いのでなくて1つの武士道にも繋がる考えなんですね。
それを元々持ってた日本でやる時に求めたのは仕方ない事かも知れないんです。
しかし、桜庭が、決して悪くなくて興業と言うものは決闘を見せるものではないってのは彼のプロ意識です。
格闘技の世界は後で色々読んでみたり聞いたり調べると非常に面白いです。
しかし、桜庭が、未だに新日本でプロレスラーしてるのは嬉しい反面日本の格闘界は彼に何らかの物を与えても良いと思います。
日本人格闘家の殿堂とか。後進の指導をするためのスポンサー等です。
他にも日本人格闘家で素晴らしい人はいるけど総合格闘技の世界で最も貢献したのは彼だしプロレスラーの意地を守ったのも彼なんだからね。
そして、それを伝えたのは日本人なんですね。一般的には、前田光世言われてますが当時の記録は曖昧です。
前田だけではなかったのかもです。前田光世の事を書いた本もはっきり言って取材不足です。
しかし、グレーシーに本来の柔道を教えたのは日本人でしょう。