恋するLilyは嘘をつく。
芙由、まだ来てないよね。
いつも遅刻ギリギリだしな。
あ!きーーたーー!
『ふーーーーゆーーーーーー♪♪
おはよーーーーーー♡♡♡』
ガバッ
キーンッ
「…おはよ。何よ、今日は一段とテンション高いじゃない。」
『もう、芙由に聞きたいことも聞いてほしいこともいーっぱいあるの!』
「わーかったから!昼休みにゆっくり聞いてあげるから、とりあえず重い。
離れろ。」
えーん!芙由様、冷たいっ!!
ガラガラッ
「ほら皆、席つけよー」
「ほーら。先生きたよ。あんたは愛しの野崎くんの隣に戻った戻った。」
ちょ、声大っきいよ!
聞こえちゃうって!
私は渋々席へ戻った。
チラッ
隣の席の彼は相変わらず窓の外をボーッと見ている。
しかし、どうゆう心境の変化だろう。
わかった!野崎くんも昨日のことで浮かれてて、機嫌がいいんだな!