オレのオンナだって、わからせてやるよ
「二人には、オレらから離れるように言った」


は?なに言って…離れるように、ってなに?


ねぇ、潤耶。


これ以上、わたしの心拍数上げるようなこと、しないで…言わないでよ…。


「お前ってホント、オトコ運ないよなぁ」
「きゅ、急になによ‼︎バカにしてんの⁉︎」


わかった、オトコ運ワルイのをバカにするために、こんなことしたんだ。


なんだ、ドキドキして損したじゃないっ。


「なぁ、オレにしとけよ」
「ふふ、やだなぁ潤耶‼︎なにそんな冗談……」


くくくっ、と笑ったわたしの顔の真横に、潤耶の腕が伸びてきて、もう片方の人差し指でまたわたしのアゴを持ち上げた。


「すげぇ、余裕なのな?」
「え、だって…冗談」
「これでも?」


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