オレのオンナだって、わからせてやるよ
さっきまでのことはすべて忘れ「うんっ‼︎食べる‼︎」なんて、お子さま全開…。


「ホラ、なんでも好きなの選べよ」
「いや、自分で払うからイイ」
「いいから、選べって」


ムッ…。でも、またここでケンカするのも…ね。


そう思い、レアチーズとイチゴのソース、生クリームが入ったクレープを選んだ。


「って、あれ?将生と茉祐子は?」
「はぁ?今さらかよ。どんだけお前、周り見てねぇの」


クレープを買って、気がついた。


二人がいないことに…。いつから、いなかったっけ?


「お前が〝焼き鳥ー‼︎〟って、走った時からいねぇよ」
「えっ?なんで⁉︎」
「な、なんでって…。知らねぇよ、んなもん」


いや、どうして潤耶が焦るの?


「ここじゃ、落ち着かねぇだろ。神社のほう行くぞ」
「う、うん」


< 7 / 15 >

この作品をシェア

pagetop