オレのオンナだって、わからせてやるよ
「人だらけだから、はぐれんなよ」と、フワリ左手を握られ人混みの中を縫うように歩いてく。
わたしが買ったクレープは、潤耶の左手に。
付き合ってもいないのに、手なんか握って…潤耶、どうかしてるよ‼︎
それに〝はぐれんなよ〟って、イイオトナが言うセリフじゃないしっ。
無言で行き着いた先は、潤耶が言ってた神社で。
人がたくさんいるところを避け、来た場所は建物の裏っかわ。
ここは誰もいないけど、明かりもなくて。
「ほら、クレープ」
「あ、ありがと…。あっ、そだ‼︎将生たちに、LINEしてみるね‼︎」
こんな状況、耐えらんないっ‼︎
そう思って、スマホを取り出すも上からヒョイっと、潤耶に奪われた。
わたしが買ったクレープは、潤耶の左手に。
付き合ってもいないのに、手なんか握って…潤耶、どうかしてるよ‼︎
それに〝はぐれんなよ〟って、イイオトナが言うセリフじゃないしっ。
無言で行き着いた先は、潤耶が言ってた神社で。
人がたくさんいるところを避け、来た場所は建物の裏っかわ。
ここは誰もいないけど、明かりもなくて。
「ほら、クレープ」
「あ、ありがと…。あっ、そだ‼︎将生たちに、LINEしてみるね‼︎」
こんな状況、耐えらんないっ‼︎
そう思って、スマホを取り出すも上からヒョイっと、潤耶に奪われた。