俺は今、見知らぬ女に壁ドンされている
俺は仕方なく目の前の公園に足を踏み入れた。


もちろんゲロ女を連れてだ。



女はふらふらと俺について来る。



古びた滑り台。

錆びたブランコ。


夜の公園は、街灯さえ不気味に見える。



しかし俺はゲロ臭さに耐えきれず、水飲み場で服を洗うことにした。



「何すんの〜? 水のむの〜?」



女がぐらぐら揺れながら俺の横に立つ。



「お前のゲロを洗うんだよっ!」



俺は女をがみがみと怒鳴りつけ、冷たい水で服を洗い始めた。




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