UFOキャッチャーに魅せられて
紫音side
ディスプレイを任され一月半が経った
最初は裏側のUFOキャッチャーの担当だったが
今では表も担当するようになり毎日が慌ただしく過ぎていく
そんな充実した日々がとても嬉しい
人の顔色ばかり伺いながら生活してきた過去とは違い
ここは私に居場所や笑顔を与えてくれる
それにあの男の人の言葉が忘れられなかった
「・・またあの人来てくれないかな」
そんな風に思いながらディスプレイをしていた