仕返し【壁ドン企画短編小説】
少しだけドキドキしながら、部屋に帰ると。
彼から告げられた言葉は。
「別れよう」
だった。
好きな人が出来た。
だから、別れよう。
あっさりと私は捨てられた。
何も言えなかった。
いや、頭が真っ白だったんだよね。
衝撃的過ぎて涙すら出ないというか。
まあ、それでも日々どうにか過ごしてたんだけどさ。
ある日、実は…と親友から告げられた事実。
どうやら、彼は浮気をしていたらしいと。
それを聞いて、さ。
誰が平然と出来るの?
やけ酒。
そんなんしたっていいでしょ?