my sweet devil
嬉しそうに微笑む私を見て、あっちゃんは優しく笑って私をギュッて抱き締める。
「芽依は……ただそうやって笑って、俺を信じてるだけでいいから」
「あっちゃん……?」
この時、ちゃんとわかったんだ。
あっちゃんは、辛いことも悲しいことも
『姉弟』で禁忌を犯すことへの罰も
すべて一人で背負い込もうとしている。
わかってたのに
きっと、私があっちゃんに甘えすぎてたんだね。
きっと、お互いに好きすぎたんだね。
今までも今もこれからも
私はあっちゃんだけを愛し続けるよ。
たとえ、届かなくても………
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