NA・NA・MI

あれから1週間もすると外野達は静かになり、アタシは又平穏な日々を取り戻した。


こんなに平和な学校生活は、どれくらい振りなんだろう…?


とりあえず、アタシの計算通りだ。


この状態じゃあ、誰もアタシを落とし入れる事なんて出来ない。


ありがとう、新しいアタシ。




そんな時、アタシは告られた。


人生二度目の告白。
そう、イケてる奴にね。

通学中の電車の中で、他高校の奴に告られたんだ。



「前から見てたんだけど、付き合ってくれない?」



アタシは久し振りに感じた。

神谷くんの時と同じトキメキってやつを…。


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