NA・NA・MI
アタシは次の日、学校で担任に探して貰った。
学費が安くて、そんなに遠くない高校。
「○○○高校くらいだな」
「○○○高校かぁ…」
アタシはガックリと肩を落とした。
あそこは制服が可愛くないし、○○高校より遠いし、何が1番嫌かって……
「まぁ、今のままの成績じゃあ厳しいから、狙うなら勉強しないとダメだぞ」
やっぱり言われたよ。
勉強しないといけないじゃん…。
アタシは貧乏のせいで、高校の選択枠さえ狭められた。
菜実は○○高校に行くのだろうか?いや、アタシは絶対に○○○高校に行こうって説得するよ。