NA・NA・MI
「おめでとう、ヨッコ!」
「ありがとう」
後はアタシが短大に合格して、ヨッコに一緒に住んで貰うだけだ。
アタシの夢が一歩前進したよ。
後はお金、お金。
アタシはバイトに励み、やっと70万を貯めた。
もし100万に達さなかったら、父親の所に行って泣き落としてでもアタシは短大に行く。
アタシは週に二回は放課後小野田に勉強を教えて貰い、残りはバイトをして、受験終了迄こぎつけた。
そして
合格を知らせる茶封筒がアタシの家に届いたんだ。