NA・NA・MI
「…だから何?」
「指名取れる方法、教えてあげようか?」
「いらないよ!!」
菜実なんかに教えて貰うもんか!!
「客と寝ればいいのよ」
菜実はそう言って笑った。
客と寝る…?
「アタシはそんなに安い女じゃない!お前なんかと一緒にすんなよ!?」
「…せっかく教えてあげたのに。気分悪いし、臭いが移りそうだから、帰るわ」
菜実はそう言って、部屋を出て行った。
「二度と来るな!!」
アタシはドアに枕を投げつけた。