NA・NA・MI

「…だから何?」


「指名取れる方法、教えてあげようか?」


「いらないよ!!」



菜実なんかに教えて貰うもんか!!



「客と寝ればいいのよ」



菜実はそう言って笑った。


客と寝る…?



「アタシはそんなに安い女じゃない!お前なんかと一緒にすんなよ!?」


「…せっかく教えてあげたのに。気分悪いし、臭いが移りそうだから、帰るわ」



菜実はそう言って、部屋を出て行った。



「二度と来るな!!」



アタシはドアに枕を投げつけた。


< 274 / 425 >

この作品をシェア

pagetop