NA・NA・MI

クラブホワイトに着きドアを開けると、相変わらず不細工な女達が甘ったれた顔をして、ホスト達に寄り掛かっている。


ブスがそんな顔をしても似合わないよ?


アタシは案内された席に座ると、ハヤトの姿を探した。


居ない。



「ねぇ、何でハヤトは居ないの?」



イラついてアタシはヘルプに聞いた。



「ハヤトさんは…もうすぐ来ると思うけど……。もうちょっと待って下さいね」



でもハヤトは来ない。


アタシのイライラはどんどん大きくなった。


ここにいるだけで、いくら金を取られてると思っているんだ?


糞ヘルプめ!


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