NA・NA・MI
少ししてアスティが来ると、アタシはクリスマスとハヤトとアスティに酔いしれた。
何て素敵なクリスマスなんだ。
アタシ、19年間生きて来て、こんなに幸せなクリスマスイブは生まれて初めてなんだ。
今日は仕方なくホストクラブなんかで過ごさないといけないけど、来年はハヤトとアタシの二人きりで過ごそうな。
アタシは少しだけ酔った勢いに身を任せて、ハヤトの肩に頭を置いた。
「…ごめん、今日は煩いお客さんが来ててさ…。ナミ可愛いから、何かされたらヤバいだろ?だから、普通にしてて?」
ハヤトが申し訳なさそうに言った。