NA・NA・MI
「色々と困っている頃じゃないかと思いまして」
「うん、困ってるんだ。アンタのその頭でアタシを助けてよ?」
「いいですよ。とりあえず部屋に上げて貰えれば」
小野田はそう言って笑った。
相変わらずの気持ち悪さだ…。
「アンタ、もし何かしたらブッ殺すよ?」
「…大丈夫ですよ」
アタシは小野田を部屋に案内する。
今迄色んなオヤジに身体を売ったけど、こんなキモい奴にアタシの身体を拝ませる程、アタシは落ちてない。
だって見た目は昔と何も変わらない、極上のままなんだからな。