NA・NA・MI

さっきから何なんだよ?時間が押してんのか?


アイツの態度がムカつく。よし、長引かせてやる!



「じゃあ、前は何ていうお店で働いていましたか?」


「クラブマリンです」



そう言った瞬間、小林は黙ってさっきの偉そうな男の所に歩いて行った。


小林と偉そうな男はチェンジして、面接を続ける。



「マリンで働いていたんですか?」


「はい」


「悪いけど信じられないな。あそこは容姿にある程度厳しいんだ。冷やかしなら他でやってくれないかな?うちも忙しいんだよね」



アタシは今にも爆発しそうな気持ちを必死に抑えた。

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