NA・NA・MI
部屋も以前とは違って随分と片付いている。
先に口を開いたのはババァの方だった。
「随分と会わない間に変わったのね…」
「…お互い様だと思うけど?」
「貴女が居なくなって1人になってから色々考えたのよ。今はちゃんと働いてるのよ」
そう言って少し笑うババァが煙たい。
アタシはババァみたいに急にいい顔出来る程大人じゃないんだ。
「随分といい生活をしているみたいだね。アタシは最悪だよ。オヤジに身体売ったし顔もこんな風に整形しちゃったし」
「やっぱり…整形なのね」
ちょっと落ち込むババァにムカついて、アタシはもっと言ってやる事にした。