NA・NA・MI
毎日ネットカフェに泊まり、雇ってくれそうなお店に手当たり次第、電話をした。
でも雇ってくれるお店は無いんだ。
そしてお金はついに底をついた…。
こんな所で負けてたまるか!
菜実の大きな広告を見る度、アタシは自分のケツを叩く。
もうネットカフェに泊まるお金さえも無くて、それでもアタシは仕事を探した。
「お電話ありがとうございます。○○レストランです」
「…あの、バイトの募集の広告を見て電話したんですけど、まだ大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫ですよ」
「…面接はいつ?」
「明日の15時は大丈夫ですか?」