NA・NA・MI

アタシは落ちていく空の中で


忘れていた記憶の欠片を合わせていく




『ねぇ、奈菜。結婚式は合同でやろうよ』



『それ絶対いい!アタシ菜実と一緒がいいから、相手の男も双子だったらいいな』




『なんでナミとナナのカバンのいろがちがうの?』



『ナナもナミといっしょじゃなきゃやだぁー!』



『本当に仲良しね』



『だって、おなかのなかでもずっといっしょにいたの』



『ねっ!』


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