NA・NA・MI
アタシは1番ケツにあるアタシの名前から、上の順位の方に向かって菜実の名前を探す。
無い……。
もう真ん中迄来たのに、菜実の名前が無い。
そしてアタシは見付けたんだ。
1番先頭にある菜実の名前をさぁ…。
呆然とするアタシを見て、笑っている奴らがいっぱいいたけど、アタシはそれ所じゃなかった。
成績なんてどうでもいいんだ。
アタシは菜実にだけは負けたくないんだよ。
だって全てが菜実より劣っていたら、アタシが存在する意味が無くなる気がするんだ……。