NA・NA・MI
―翌日
アタシは新しく買ったハンカチをポケットに入れ、気合いを入れて学校に行く。
学校に着くと、菜実と神谷くんが楽しそうに話している姿が目に入った……。
何で?
どういう事だよ?
アタシは見ない振りをして、教室に入る。
そう、アタシは神谷くんに弱いんだ…。
クラスの女達がニヤニヤしながらアタシを見る。
ミナイデ…。
ソンナカオデ、アタシヲミナイデ……。
アタシは100メートルはある、崖の上に立たされているような気分だった。
後ひと押しで
アタシは落ちる……。