NA・NA・MI
すると女は着替えを始め、ダサダサの服からエロカワな服に変わった。
服と顔がミスマッチして、アタシは吹きそうになった。
アタシは必死に笑いを堪えて、チラチラと横目で見ながら観察を続ける。
女はオサゲの髪をほどき、キッチリピンで止めていた前髪を、水で濡らして自然に横に流した。
そして眼鏡を外し、コンタクトを入れて化粧を始めると…
まるで別人だろ?
アタシはビックリして、気付いたら女をガン見していた。
「貴女もサボり?」
女は鏡越しにアタシの顔を見て聞いて来た。