NA・NA・MI

小野田はそう言って、カリカリと勉強をする。



「アンタ、恋愛とか興味無いの?」



アタシは小野田に対する嫌悪感から、思わず聞いてしまった。



「一度だけありますよ。でもこっぴどく振られました。だから勉強だけ頑張ってたのに…!僕は許さないんだ!絶対に!!」



小野田から、気持ち悪いくらいの憎悪感が伝わって来た…。


こいつはヤバい…。



「そろそろ僕は教室に戻りますよ」



そう言って小野田が居なくなると、クラスの奴らが入って来た。





タイミングのいい奴め。
< 98 / 425 >

この作品をシェア

pagetop