気まぐれなほのぼのちゃん。

芽衣side

「これで、入学式を終わります。」





「おーい、メイー?起きてー!!」


「んぅー、おはよぉーあっち「はいはい。立ちましょーねー」」


「あぁ、待ってよ〜...」


ふぁ〜、まだ、眠ーい。というか、いつの間にか入学式が終わったみたい。


「ふぁ〜...」


「はぁー。あんた、そんなんだと誰かにぶつかるよ?」


「へぇ〜、大丈夫らよ〜」


と、その時。ドンッ!!


「うわっ!」


ドテッ......いててぇー、派手に転んじゃったよぉー。


「はぁ、言わんこっちゃない...」


あ、あっちゃんが呆れてる!!うぅー。
って、こんなことしてる場合じゃない!!


「す、すみません!!」


バッと勢い良く頭を下げた。


「顔をあげなよ、新入生?」


頭を下げてたら、そんな声が聞こえた。


「へ、あ、はいっ!」


素直に上げる。と、ぶつかった人は、どうやら先輩のようだ。


この先輩、一言で言うならイケメン。それが合うと思う。髪は茶色で右耳にピアスがあって、顔は整っていてよく見たら、右目のところに、涙ホクロがある。


「ねぇ、君たち名前は?」


と、先輩が言う。
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