気まぐれなほのぼのちゃん。

「...?秋人ー?大丈夫?」


と、白兎が俺の顔を覗き込んできた。


「うおぁっ!だ、大丈夫だ!」


俺は、間抜けな声を出してしまった。頭の中で葛藤していたため気付かずに驚いてしまった。


「ふふっ、変な秋人。」


と、微笑まられる。顔に熱が伝わるのを感じた俺は、咄嗟に顔を背けて口元を手で覆う。


「(ボソッ だぁ、反則だっつーの...」


「んー?秋人なんか言った?」


「なんも言ってねーよ、ていうか、これ運ぶぞ?」


「あ、そうだったね!よし、行こう!!」


と、ヒョコヒョコ行く白兎。なんか、見てて危なっかしいやつだな......


まるで、女みたいだ。


.........ん?女みたい?そうだよ、あいつは本当に男なのか?


普通、男にキュンなんてしねぇー。これまでの人生した事無いしな。


なら、確かめるしかないようだな。
男だって言われても俺のプライドが許せない。


覚悟しとけよ?白兎くんよ。

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