でも、好きなんです。
翌日は、大学時代の友達の美穂とご飯を食べにいった。
待ち合わせは、会社近くのイタリア料理店。約束の六時を少し過ぎて、店に着くと、美穂はすでに着いていた。
「ごめーん、待った?」
そう言いながら、席に着く。
美穂も、千春や茉莉と同じキラキラ女子。
どうして、私の周りには、キラキラ女子が多いんだろう。
今日も、美穂はお洒落なワンピースにじゃらじゃらとした大ぶりのネックレスをかけていて、いかにもいまどきのOLさんと言う感じ。
美穂は今は銀行に勤めている。
銀行では、制服に着替えるので、通勤時の私服は自由なのだと以前会った時に聞いていた。それに引き換え、私はベージュのアンサンブルに黒のスカート、という極めて地味な服装である。
「美穂、相変わらず綺麗にしてるねえ。」
私が思わずそう漏らすと、美穂は、少し首をかしげて、
「そう?私なんて、だいぶ地味なほうだよ。会社の子なんか、ボーナス全額服代とかいう子、たくさんいるもん。・・・愛美の地味さが天然記念物なだけ。」
美穂は思ったことをさくっと言ってしまう子だが、そこが憎めない。
まもなく、予約していたコース料理の前菜が運ばれてきた。
おいしそー!と声をあげて、二人で食べ始める。
待ち合わせは、会社近くのイタリア料理店。約束の六時を少し過ぎて、店に着くと、美穂はすでに着いていた。
「ごめーん、待った?」
そう言いながら、席に着く。
美穂も、千春や茉莉と同じキラキラ女子。
どうして、私の周りには、キラキラ女子が多いんだろう。
今日も、美穂はお洒落なワンピースにじゃらじゃらとした大ぶりのネックレスをかけていて、いかにもいまどきのOLさんと言う感じ。
美穂は今は銀行に勤めている。
銀行では、制服に着替えるので、通勤時の私服は自由なのだと以前会った時に聞いていた。それに引き換え、私はベージュのアンサンブルに黒のスカート、という極めて地味な服装である。
「美穂、相変わらず綺麗にしてるねえ。」
私が思わずそう漏らすと、美穂は、少し首をかしげて、
「そう?私なんて、だいぶ地味なほうだよ。会社の子なんか、ボーナス全額服代とかいう子、たくさんいるもん。・・・愛美の地味さが天然記念物なだけ。」
美穂は思ったことをさくっと言ってしまう子だが、そこが憎めない。
まもなく、予約していたコース料理の前菜が運ばれてきた。
おいしそー!と声をあげて、二人で食べ始める。