でも、好きなんです。
「体調、大丈夫ですか・・?」
「ああ、河本さん、ありがとう。まあ、ぼちぼちかな、普段ふざけてると、こんなときも皆あまり本気にしてくれないねえ。」
冗談交じりに言う。
「そんなことないですよ。窪田さん、軽口叩いているようにして、いつもきっちり仕事してますもん。
私、知ってます。」
「え、あ、ありがとう。」
窪田さんは、驚いたような、照れたような表情だ。
懸命に言ったあとで、私もなぜか少し恥ずかしくなった。
すると、窪田さんが、なにかを思い出したように突然声を上げ、椅子から立ち上がった。
「ああっ、昼の郵便、出しに行くの忘れてた!」
社内の郵便は、文書を管理する文書課から郵送するのだが、そこまで運ぶ係りは、毎週の担当制になっている。今週は、窪田さんが郵便係だった。
「やっべ、ちょっと行ってくる!!」
そう言うと、窪田さんは、慌てて走り出した。
ほんと、落ち着きのない人。
くすりと笑みがこぼれる。
「ああ、河本さん、ありがとう。まあ、ぼちぼちかな、普段ふざけてると、こんなときも皆あまり本気にしてくれないねえ。」
冗談交じりに言う。
「そんなことないですよ。窪田さん、軽口叩いているようにして、いつもきっちり仕事してますもん。
私、知ってます。」
「え、あ、ありがとう。」
窪田さんは、驚いたような、照れたような表情だ。
懸命に言ったあとで、私もなぜか少し恥ずかしくなった。
すると、窪田さんが、なにかを思い出したように突然声を上げ、椅子から立ち上がった。
「ああっ、昼の郵便、出しに行くの忘れてた!」
社内の郵便は、文書を管理する文書課から郵送するのだが、そこまで運ぶ係りは、毎週の担当制になっている。今週は、窪田さんが郵便係だった。
「やっべ、ちょっと行ってくる!!」
そう言うと、窪田さんは、慌てて走り出した。
ほんと、落ち着きのない人。
くすりと笑みがこぼれる。