でも、好きなんです。

すっかり窪田のターン

その日の夜、やっぱり窪田さんからメールが来た。


『今日は、体調を心配してくれてどうもありがとう。

 河本さん、あの日から、僕のこと、微妙に避けてるよね・・・?

 ごめん、避けられて当然のことをしたのはよくわかってます。

 でも、もう少しちゃんと河本さんと話したい。

 今度の土曜、会えないかな?』


ドキドキしながら窪田さんからのメールを読んだ。


これは一体、どういう状況なんだろう?


話がしたい・・・って、どういうこと?


まさか告白・・・じゃないよね?


ふざけてました、って謝られるとか?


ひとりで考えていると、どんどん考えがネガティブになる。


返信しないでいるわけにもいかず、なんとか返事を返した。


『風邪、良くなりましたか?

なんて書いたらいいかわからないんですけど、たしかに、あんなことがあって、どんな顔をして窪田さんと話せばいいのかわからないところがあって、私自身混乱しちゃってます。

話・・・っていうのがどんな話かわからないけれど、わだかまりがあるままなのも嫌なので、私も話がしたいです。』


しばらくして、窪田さんから返事が来た。


『ありがとう。そしたら、今度の土曜日、駅前のステンドグラスに11時でどうかな?』


なんとしても、会って話をするつもりなのかな・・・。


土曜日まで、なんだか落ち着かない。
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